2017 , 03 , 23
 去る3月14日、上田東急REIホテルにて信州ハム様主催の「第43回ワインと食事の夕べ」にソムリエとしてお招きいただき、高野豊がワインの選定とサーヴを致しました。

 新しく開発されたポークフルト、ハーブフルトを温前菜として楽しみながら、メイン料理・地鶏のバロティーヌの美味しさをより一層引き出すようにと、南イタリア最上と称されるプリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリアをご用意させて頂きました。

プリミティーヴォ


 イタリア南部プーリア州は、イタリアをブーツに喩えると「かかと」当たる部分に位置しており、北にアドリア海、南にイオニア海に面する長い海岸線を持つイタリアの重要な港であるとともに、食文化の中心地のひとつです。



 DOC「プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア」の生産地名にあるマンドゥーリアは、そのプーリア州ターラント県にあり、温暖で乾燥した気候と、石灰岩に鉄分まじりの赤土で育つプリミティーヴォ種からは、アルコール度の高い、驚くほど濃厚で肉厚な赤ワインが作られています。

 プリミティーヴォ種は、アドリア海の対岸クロアチアで栽培されていたツーリエンナーク・カーステラーンスキーが海を渡り、イタリア半島にもたらされた際にプリミティーヴォと名前を変えて呼ばれるようになったとされております。

プリミティーヴォ
(出典:Wikipedia)

 「最初の」、「一番目の」を意味する名前にある様に、9月上旬から中旬に収穫される早熟さが特徴で、酸味の強いイタリアワインの中でも特に強い酸味を持つプリミティーヴォ種は、特有のベリーやチェリーなどの果実を煮詰めた香りと共に、煙草やスパイスの香りも感じられる複雑かつ濃厚なワインで、力強さと深い余韻を楽しむ事ができます。

 私が注目したルイジ・グアリーニ社のワインは、特に洗練された果実味があり、アルコール度数14.5%もの濃厚なボディであるにも関わらずスルリと喉を通る質感のよさが特徴で、丁寧に栽培されたブドウを使用していることが飲んだ瞬間に感じられる素晴らしい仕上がりです。

 アメリカ合衆国に渡った同種のぶどうはジンファンネルと呼ばれ、主にカリフォルニア州で栽培されていますが、味わいはプリミティーヴォとは異なり、またカルフォルニア州の中でも寒冷地と温暖な地域で栽培されるぶどうとではその味わいが変化します。
 イタリア、カリフォルニアの風景を想いながら、それぞれのワインを飲み比べてみるのも楽しいでしょう。

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 次回の開催は5月9日(火)を予定しております。
 詳細につきましては、主催・信州ハム様のサイトでご確認ください。

 信州ハム様 【食の活動レポート・ワインと食事の夕べ】


    
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