2017 , 04 , 14
仙醸どぶろくロゼ

日本酒の原型とされる「どぶろく」

 その起源は定かではありませんが、3世紀後半の『魏志倭人伝』には【酒をたしなむ】との記述がみられることから、どぶろく作りの歴史は米作りと同起源であると推察されます。
 また、古来より日本では八百万の神々を奉り、豊穣の願いを込めて米や収穫物などの供物を献(たてまつ)ってきました。どぶろくも神聖なお酒として供物に名を連ねており、現代にも日本各地で「どぶろく祭り」として伝え継がれています。

 その製法は蒸した米に仕込み水、米こうじや酵母を加えて発酵させるという、いたってシンプルなものですが、加熱処理をしない生酒のため、味わいが変化しやすく大変保存の難しいお酒でもあります。
 どぶろくが清酒と大きく違う点は、最終工程で醪(もろみ)を液体と固体に分けるための濾過作業を行わない事です。そのため、その液面は白く濁り、舌触りもざらついているのが特徴で、その性質から米で作る醪の混じった状態の濁酒のことを古くから濁醪(だくらう)と呼んでおり、それが訛って変化し「どぶろく」になったと言われています。

140年の伝統を守り伝える「仙醸」

 桜の名所で名高い長野県高遠の地に居を構える仙醸は、幕末の慶応2年に太松酒造店として創業したのが始まりで、のちに高遠株式会社、高遠にほど近くそびえる仙丈ヶ岳にちなみ現在の仙醸へと名を変えながら140年脈々と受け継がれてきた酒造りの伝統を守っています。

 メインブランドである「黒松 仙醸」を長野県を代表する清酒として成長させながら、そのかたわら信州の素材を使いながらも信州らしくないスタイルを追求した「こんな夜に」を生み出すなど、伝統を守りながらも挑戦を続ける仙醸。

 その仙醸が手掛けるどぶろくは、長野県産の酒米「ひとごこち」100%を使用しており、醪に全く手を加えない昔ながらの農家で飲み継がれてきた伝統の味を再現しながらも、最新の技術を用いて低温殺菌を施し通年での販売を可能とするなど近年注目を集めました。

桜色のどぶろく

 仙醸ではどぶろくの更なる可能性を模索し、醸造過程で紅麹を加えることにより、その姿を淡い桜色へと変化させた「どぶろくは白い色をしている」 という固定観念を覆す、新たなどぶろくを完成させました。
 
 従来日本酒造りに用いられる米麹は黄麹ですが、紅麹は中国で古くから漢方やお酒の醸造に用いられており、日本においても沖縄の「豆腐よう」をはじめ、天然の着色料として様々な食品に用いられています。

 より魅力的に桜色をまとったどぶろくロゼは、アルコール度数7度と控えめで飲みやすく、米本来の甘味と柔らかくも爽やかな酸味、発酵する際に生まれる自然の炭酸ガスが舌をくすぐります。それらが時間とともに調和し変化していく様を存分にお楽しみ頂ける逸品です。

 どぶろくロゼはイオングループでの限定販売となっております。
 また、どぶろくの命ともいえる新鮮さを第一に、最良の状態でみなさまにお楽しみ頂けるよう、ご注文に合わせて少量ずつの限定生産を行っておりますため、店頭で欠品の際は何卒ご容赦くださいますよう、お願い申し上げます。

どぶろくロゼ・ブラン
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2017 , 04 , 06
先日ご紹介しました美食女子グランプリ2017ミール部門金賞受賞の、マスターソムリエ高野豊監修「イタリアン餃子」が販売開始となりました✨

また、4月10日から信栄食品様 直営店「さくら」でも販売を開始するとのこと。
是非一度ご賞味ください🍅

詳しくは信栄食品様のオンラインショップにて。
【信栄食品 オンラインショップ】
イタリアン餃子


2017 , 03 , 27
奥尻島メルロー白

 1993年の北海道南西沖地震から復興の一環として生まれた奥尻ワイナリー。
 離島という海に囲まれた環境の中、塩害に苦労しながらも風土を生かしたぶどう栽培方法を模索し、まずは島に自生する山葡萄の栽培からはじまり、やがてヨーロッパ品種栽培に成功するに至りました。そのぶどうから造られるワインは、時間をかけて潮風が運んでくれた海の恵み=ミネラルをたっぷりと含んだ奥尻ワインならではの味わいを奏でます。

 この成功から8年、約27ヘクタールの自社ぶどう畑ではメルロー、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・グリ、ツヴァイゲルトレーベ、ケルナー、山葡萄など現在約65,000本のぶどうを栽培し、そのアイテムは10品を数えます。
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 そして、奥尻ワイナリーは新たなステージへと歩みをすすめます。
 日本初となるメルロー100%使用の白ワイン醸造に挑戦し、素晴らしい作品が生み出されたのです。

 メルロー種100%から造られる白ワインは世界的にも大変希少で、スイスとイタリアなどで僅かに醸造されるのみです。

 奥尻ワイナリー創業者の海老原社長と菅川工場長の努力の結晶ともいうべきこのワインと出会い、その感動をお伝えしたところ、限定数量を『マスターソムリエ高野豊セレクション 白翠(はくすい)』として瓶詰めして戴く事となりました。

 朝陽のように輝く黄色がかった透明色のワインがグラス注がれると、フルーティーな芳香と共にゆでた小豆のような香りが鼻をくすぐります。口に含むとやわらかで美しい飲み口の後、海辺にゆっくりと沈む夕陽を想わせる長い余韻に心奪われました。

 この日本初メルロー100%白ワインの発売を記念し、4月3日(月)函館空港にて発売記念イベントを行います。マスターソムリエ高野豊セレクション限定ラベルにつきましては、同日函館にあります中合・棒二森屋店での販売を予定しておりますので、世界的にも希少なメルロー白をどうぞおためし下さい。
 両会場とも、マスターソムリエ高野豊が商品をご案内致します。同時開催を予定しております為、会場に不在の場合は何卒ご容赦ください。


< 奥尻ワイナリー メルロー白 発売記念イベント>

 会場 : 函館市高松町511番地 函館空港旅客ターミナルビル2F
      売店ポルックス内直営コーナー

 日時 : 4月3日 月曜日 AM 8:00 ごろ~(未定)

 お問い合わせ : 【奥尻ワイナリー 公式サイト】 TEL 01397-3-3290
           


< 奥尻ワイナリー メルロー白 ソムリエラベル販売>

 北海道函館市若松町17−12 中合 棒二森屋店 リカー売場
 TEL 0138-26-1211

 日時 : 4月3日 月曜日 AM 10:00 ごろ~(未定)
 


その後、イオングループ北海道を中心に販売を予定しております。



2017 , 03 , 23
 去る3月14日、上田東急REIホテルにて信州ハム様主催の「第43回ワインと食事の夕べ」にソムリエとしてお招きいただき、高野豊がワインの選定とサーヴを致しました。

 新しく開発されたポークフルト、ハーブフルトを温前菜として楽しみながら、メイン料理・地鶏のバロティーヌの美味しさをより一層引き出すようにと、南イタリア最上と称されるプリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリアをご用意させて頂きました。

プリミティーヴォ

 イタリア南部プーリア州は、イタリアをブーツに喩えると「かかと」当たる部分に位置しており、北にアドリア海、南にイオニア海に面する長い海岸線を持つイタリアの重要な港であるとともに、食文化の中心地のひとつです。



 DOC「プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア」の生産地名にあるマンドゥーリアは、そのプーリア州ターラント県にあり、温暖で乾燥した気候と、石灰岩に鉄分まじりの赤土で育つプリミティーヴォ種からは、アルコール度の高い、驚くほど濃厚で肉厚な赤ワインが作られています。

 プリミティーヴォ種は、アドリア海の対岸クロアチアで栽培されていたツーリエンナーク・カーステラーンスキーが海を渡り、イタリア半島にもたらされた際にプリミティーヴォと名前を変えて呼ばれるようになったとされております。

プリミティーヴォ
(出典:Wikipedia)

 「最初の」、「一番目の」を意味する名前にある様に、9月上旬から中旬に収穫される早熟さが特徴で、酸味の強いイタリアワインの中でも特に強い酸味を持つプリミティーヴォ種は、特有のベリーやチェリーなどの果実を煮詰めた香りと共に、煙草やスパイスの香りも感じられる複雑かつ濃厚なワインで、力強さと深い余韻を楽しむ事ができます。

 私が注目したルイジ・グアリーニ社のワインは、特に洗練された果実味があり、アルコール度数14.5%もの濃厚なボディであるにも関わらずスルリと喉を通る質感のよさが特徴で、丁寧に栽培されたブドウを使用していることが飲んだ瞬間に感じられる素晴らしい仕上がりです。

 アメリカ合衆国に渡った同種のぶどうはジンファンネルと呼ばれ、主にカリフォルニア州で栽培されていますが、味わいはプリミティーヴォとは異なり、またカルフォルニア州の中でも寒冷地と温暖な地域で栽培されるぶどうとではその味わいが変化します。
 イタリア、カリフォルニアの風景を想いながら、それぞれのワインを飲み比べてみるのも楽しいでしょう。

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 次回の開催は5月9日(火)を予定しております。
 詳細につきましては、主催・信州ハム様のサイトでご確認ください。

 信州ハム様 【食の活動レポート・ワインと食事の夕べ】


2017 , 03 , 22
 マスターソムリエ高野豊監修の『イタリアン餃子』が FOODEX JAPAN2017 の美食女子グランプリにてグランプリに次ぐ金賞を受賞しました。

 長野県松本市にある餃子メーカー「信栄食品」様との共同開発の新食感洋風餃子で、イタリア産トマト、エキストラバージンオイル、イタリアンハーブを国産の豚肉と野菜にマッチさせました。

 昨今話題になっている餃子×シャンパン、スパークリングワインのマリアージュだけでなく、赤・白・ロゼワインいずれとも調和する餃子です。

詳しくは美食女子グランプリ公式サイトをご覧ください。
 → 【美食女子グランプリ 公式サイト】
イタリアン餃子

<追記>

 『イタリアン餃子』は、平成29年4月下旬発売予定で現在準備中を進めております。